Mammuthus primigenius

【時代】新生代第四紀・更新世 【産地】ロシア       

学びのキーワード:新生代、化石の定義(化石とは) など

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マンモスの体毛

マンモスの中でもケナガマンモス(Mammuthus primigenius)は氷河時代の寒冷な気候に適応したマンモスで、ヨーロッパからアラスカまで広く生息していました。北海道からも化石が発見されています。全身をおおうフサフサとした体毛や、ぶ厚い皮下脂肪、小さな耳など、寒さへの適応を示す化石が永久凍土から発見されています。

 

体毛も化石?

化石と聞くと、“石のように硬くなったもの” を想像するかもしれません。しかし、マンモスの体毛も立派な化石。化石とは、大昔の生き物の死骸や活動の痕が地層中に保存されたものです。一方、永久凍土は簡単にいうと凍結した地層。つまり、永久凍土に保存されたマンモスの体毛や皮膚なども、化石というわけです。ちなみに“活動の痕” とは、足跡や巣穴、這い痕、うんちなどです。