Spinosaurus aegyptiacus

【時代】中生代白亜紀 【産地】モロッコ  

学びのキーワード:恐竜化石、歯の形態と食性、体のつくり など

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スピノサウルスはどんな恐竜か?

全長は約14m。“魚も食べていた” 肉食恐竜で、ティラノサウルスと並んで人気のある恐竜です。北アフリカのモロッコやリビアなどで化石が発見されています。

頭はワニに似た細長い形をしている一方で、背中の骨が上に伸びて、“帆” のようになっています。2020 年には尻尾が太く巨大なオールのような形をしていたという研究結果が発表され、復元図が大きく変わりました。体のつくりから、泳ぎが非常に得意だったのではないかと考えられています。

 

魚も食べていた?

肉食恐竜の歯は「ナイフのような形」だとよくいわれますが、スピノサウルスの歯はそうではありません。さらに、よく観察すると縦にいくつものスジが入っていることもわかります。この歯の形態は、現在のワニ(特に、魚が主食のインドガビアルなど)とよく似ています。

特別展情報

令和6年度夏期特別展
恐竜の脳力ー恐竜の生態を脳科学で解き明かすー

会 期:2024年7月20日(土)~2024年9月29日(日)
会 場:御船町恐竜博物館
会期中の休館日:9月2日(月)