この地球に生命が誕生して以来、地球環境は変化し続け、生命の淘汰は繰り返されてきました。 そのなかで、進化という生命のリレーが続けられ、現地球のすべての生き物は生命のバトンを受け取りました。 私たちの存在もまた奇跡のリレーの証です。 かつて恐竜が闊歩していた御船の大地。私たちが毎日暮らす同じ場所に、今とは全く異なる自然環境が広がっていました。 膨大なスケールの時間を巻き戻し、太古の地球環境を探ることは、実は過去だけでなく現在、そして未来の地球の姿をも探究することであり、生命の歴史を見つめることでもあります。 新館の展示は、単なる恐竜の紹介にとどまっていません。恐竜が持つ私たちと同じ命。そしてそこから見えてくる自然環境にスポットを当て、命と自然の尊さを感じ取ることができるような内容としていきたいと考えています。

展示情報システム「キュラトリアルノート」

展示パネルの解説が詳しすぎると読むのに疲れてしまい、素通りされてしまうこともあります。したがって、解説パネルもできるだけシンプルにし、エッセンスだけを吸収できるようなスタイルにしています。 しかし、場合によっては解説の少なさに物足りなさを感じることが予想されます。この部分を補うのが、スマートフォンやタブレットで解説を読むことができる「キュラトリアルノート」です。見学に疲れたらベンチで一休みして手許で概説をゆっくり読むことができ、段階に応じて、探究を深めていくことができます。 各ゾーンの導入はすべて映像で行います。ゾーンのタイトルパネルにはモニターが埋め込まれ、各ゾーンの展示内容を解説する映像が流れる仕掛けです。ゾーンのタイトルだけでも展示内容をイメージすることはできますが、映像を見ることによって展示物を観察する視点を持つことができます。

企画展情報

本展は、令和3年5月17日の大雨で被害を受けた資料のレスキュー活動に端を発し、急遽企画された展覧会です。収蔵庫で行われている「集める」、「残す」、「解き明かす」という3つの活動をご紹介いたします。
会期:2021年8月1日(日)〜12月5日(日)