収集資料の研究や分析には、薬品を用いた化学的な処理が必要になることがあります。古生物の分野では、微化石の抽出作業に特殊な薬品が使用されることが多く、そのような作業には「ドラフトチャンバー」が必要です。また、試料の変質を防ぐため、「大型冷凍冷蔵庫」も設置されています。大型冷凍庫は、紙資料の害虫駆除にも用いられています。

見どころ

生物化学室では、薬品を使って小さな化石(微化石)を岩石から抽出する処理や、定量的な分析に用いる試料の調整などが行われています。このような実験は、大型化石のクリーニングや研究作業とは大きく異なっており、大変精密な作業です。このほか、樹脂を使った化石標本の復元作業や動物の解剖などもこの実験室で行われています。

特別展情報

化石標本の観察や恐竜ロボット製作の疑似体験をとおして、恐竜の生態や行動について学びます。また、ロボットの仕組みに触れ、プログラミングや半導体など科学技術への関心を高めます。

会期:2023年7月15日(土)〜9月24日(日)
※休館日:7月18日(火)9月4日(月)9月11日(月)9月19日(火)