博物館は、「資料の収集と保存」、「調査・研究」、「展示・情報発信」、「教育・学習支援活動」を行う社会教育施設です。

博物館では資料(当館の場合は、主に化石や岩石など)を集め保存し、それらを研究することによって、その資料の持つ意味をあきらかにしています。これらの成果は展示や教育活動に生かされています。公立博物館が集めた資料は住民の財産であると同時に人類の宝。博物館の仕事はこの地域の財産を地域の力へと変えていく活動をつくり出すことなのです。

博物館における研究とは

博物館における調査研究は、「資料に関する学術研究」「資料の保存管理に関する科学・技術的な研究」「博物館における教育活動に関する研究」「博物館活動・運営のあり方に関する研究」に分けられます。当館では、主に次のプロジェクトに取り組んでいます。

 

研究プロジェクト

 御船層群脊椎動物化石調査

平成2年に御船町で初となる恐竜化石発掘調査が実施された後、毎年組織的な発掘調査が行われてきました。その結果、当時世界で3例目となったテリジノサウルスの脳函化石など、多くの貴重な化石の発見があり、さらなる発見に期待が高まります。

プレパレーションプロジェクト

モンタナ州立大学附属ロッキー博物館との共同プロジェクトとしており、モンタナ州立大から本場の化石資料を借用しクリーニング作業を公開しています。化石は岩石から削りだす作業(クリーニング)を行わなければ、その全体像を把握する事ができません。そのため、このプロジェクトは、世界の恐竜研究の一端を担うとともに当館のプレパレーション技術向上やその研究にも役立っています。

日米博物館地域連携構築事業(BCPP)

この事業は、国際交流基金の補助を受け、モンタナ州立大学付属ロッキー博物館が主催しました。この事業では熊本県とモンタナ州にある自然科学系博物館が連携し、各館の研究活動や教育素材について情報共有を図り、地質学・古生物学・天文学分野の教育カリキュラムの開発を行い、指導解説書を作成。これらの活動を通して、両地域の博物館職員と教育関係者とが交流を深め、両地域における博物館活動の活性化に寄与しました。

日米博物館地域連携構築事業(BCPP)【PDF 2.0MB】