Ammonite
学びのキーワード:示準化石、体のつくり、多様性と進化 など
※PDF版はこちらからダウンロードできます。
アンモナイトの内部構造
※軟体部(ピンク色の部分)はオウムガイを参考にしています。
①気室
隔壁で仕切られた部屋です。気室の中はガスと液体で満たされています。化石は、気室の中も鉱物に置換されています。
②隔壁
隔壁と殻がぶつかったところにできる模様を縫合線とよびます。縫合線の形が菊の葉に似ていることから、アンモナイトを「菊石」とよぶこともあります。
③連室細管
気室内の液体やガスを出し入れする管で、浮力を調節するための重要な器官です。化石の断面をよく観察すると、管の痕跡が残っていることもあります。
④住房
軟体部が入っていたところです。化石に残っていないことも多いです。
⑤顎器
エサを食べるときに使います。まれに化石に残っています。イカやタコの顎器は“カラストンビ” とよばれる珍味です。
異常巻きアンモナイト
不思議な形をしたアンモナイトにも気室や隔壁はあります。これらは異常巻きアンモナイトとよばれますが、病気などではありません。
アンモナイトのそっくりさん?
アンモナイトとカタツムリの殻は形が似ていますが、カタツムリの殻には隔壁がありません。