8/2 オンラインジオセミナー「天体衝突から地球を守る-プラネタリーディフェンスの現状と課題」

7月5日(土)午前9:00受付開始。恐竜を絶滅に追い込んだとされる、小惑星の衝突。現在地球に接近する天体は、発見されているだけでも約4万個。天体衝突から地球を守るために、どのような研究が行われているのでしょか?御船町恐竜博物館では、JAXAのプラネタリーディフェンスチーム長 吉川 真博士によるオンラインセミナー「天体衝突から地球を守る-プラネタリーディフェンスの現状と課題」を下記のとおり実施します。この貴重な機会をお見逃しなく!

演題

天体衝突から地球を守る-プラネタリーディフェンスの現状と課題

(概要)小惑星や彗星のような太陽系小天体が地球に衝突すると非常に大きな自然災害となります。そのような災害を防ごうという活動がプラネタリーディフェンス(あるいはスペースガード)と呼ばれる活動で、近年、国際的にも非常に活発になってきました。現在、地球に接近する天体は4万個近く発見されており、その数はどんどん増えています。実際に地球に衝突する可能性があるような天体も発見されるようになりました。また、小惑星や彗星への探査も進み、これらの天体の物理的性質も分かってきました。さらには、天体の地球衝突を回避するような実験も行われています。日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウからその表面物質を地球に持ち帰った後、ミッションを延長していますが、その主要な目的の1つがプラネタリーディフェンスになっています。ここでは、プラネタリーディフェンスが現在、どこまで進んできているのかについてご紹介します。

講師

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
宇宙科学研究所(ISAS) 准教授 吉川 真 博士

(講師略歴)宇宙航空研究開発機構、宇宙科学研究所、准教授。理学博士。1962年、栃木県栃木市生まれ。東京大学理学部天文学科卒業。同大学院卒業。日本学術振興会の特別研究員を経て、1991年からは郵政省通信総合研究所に勤務。1996年にはフランスのニース天文台に1年間派遣。1998年に文部省宇宙科学研究所に異動。2003年10月からは、組織の統合により現在に至る。専門は天体力学。「はやぶさ」や「はやぶさ2」等の太陽系天体探査ミッションを中心に惑星探査関連の研究をしている。「はやぶさ」や「はやぶさ2」では、プロジェクトマネージャやミッションマネージャを務めた。現在は、JAXAのプラネタリーディフェンスチームのチーム長を務めている。

イベント詳細

【日  時】 令和7年8月2日(土)13:30〜15:00
【開催形式】 Zoomによるオンラインセミナー
当日、御船町恐竜博物館2階体験交流室でも聴講可能です。)
【主  催】 御船町恐竜博物館
【対  象】 どなたでも(ただし内容は高校生〜大人向け)
【定  員】 80組(1組=接続端末1台)
【 参加費 】 無料
体験交流室で聴講する場合は、別途観覧料が必要。)
【日  程】 13:30 セミナー開始 講演(約1時間)
14:40 質疑応答
15:00 セミナー終了

ご予約

【受付期間】 令和7年7月5日(土)9:00から
令和7年8月1日(金)15:00まで
【申込方法】 御船町恐竜博物館ホームページのイベント参加申込フォームより、必要事項をご記入のうえお申し込みください。
【備  考】 定員になり次第 募集を終了します。先着順です。お申し込みは当館ホームページからのみとなります。
体験交流室で聴講する場合は、事前予約は不要です。

イベント参加申込フォーム