博物館における資料収集と調査・研究の活動は、博物館が担うべき基盤的な役割に位置づけられています。この活動の成果に基づいて、展示、情報発信、学習支援活動などが行われているのです。博物館は、利用者にとって楽しい学びや経験を提供できる場所でなければならないことは当然ですが、その楽しさを支える博物館の日常を知ってもらうことも大切なことだと考えています。このような考え方に基づいて解放したバックヤードが「オープンラボ」であり、”展示”の一部であるのと同時に、利用者と館員とのコミュニケーションの場にもなっています。この「オープンラボ」が利用者の知的好奇心を刺激し、その学習意欲を喚起すると同時に、「博物館のありかた」に関する理解を広め、博物館活動への参加者の増加につながっていくことが期待されます。
分析室
とても小さな化石を調べる部屋です。虫眼鏡でもよくわからないほど小さいので顕微鏡を使って観察をします。覗きこんで見える化石は、まだ謎につつまれたままです。細かい模様を観察し...
続きを読む生物化学室
収集資料の研究や分析には、薬品を用いた化学的な処理が必要になることがあります。古生物の分野では、微化石の抽出作業に特殊な薬品が使用されることが多く、そのような作業には「...
続きを読む研究作業室
研究作業室では、博物館に収集された資料の研究が行われています。微細な化石の観察には双眼実体顕微鏡が用いられ、岩石薄片の観察には偏光顕微鏡が用いられます。コンピューターは、...
続きを読む標本作製室
標本作製室では、岩石から化石を取り出す作業を行います。恐竜化石について驚くようなニュースを耳にした事があると思いますが、どんな凄い発見であってもこの部屋の作業を行われなけれ...
続きを読む収蔵庫
博物館には、膨大な数の資料が存在します。当館には古生物資料(化石)を中心として約15,000 点の資料が収蔵されています。それらを保管している場所がこの収蔵庫で...
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