館 長 山本 國雄 Kunio Yamamoto
名誉館長 マッカミー シェルダン Sheldon McKamey
学芸係 主任学芸員 池上 直樹 Dr. Naoki Ikegami
学芸員 富澤 由規子 Yukiko Tomizawa
学習指導員 河邉 真二郎 Dr. Shinjiro Kawabe
グラフィックデザイナー 川端 麻莉絵 Marie Kawabata
資料技師 古閑 公浩 Kimihiro Koga
調査員 富田 優司 Yuji Tomita
一般事務補助員 田上 良枝 Yoshie Tanoue
事業管理係 参 事 田中 智徳 Tomonori Tanaka
主 事 松下 風喜 Fuki Matsushita
管理員 川上 優子 Yuko Kawakami
荒木 喜久代 Kikuyo Araki
本村 真佐美 Masami Motomura
有川 友美子 Yumiko Arikawa

協力研究員

Research Associates

元モンタナ州立大学ロッキー博物館 リージー パトリック Patrick Leiggi
元モンタナ州立大学ロッキー博物館 アンセル キャリー Carrie Ancell
九州大学大学院比較社会文化研究院 林 辰弥 Dr. Tatsuya Hayashi
熊本地学会 村上 浩二 Koji Murakami
オープンラボ専属 インタープリター ポンちゃん Pon-chan

 

 

館 長

山本 國雄 Kunio Yamamoto

昭和34年(1959年)益城町生まれ。熊本大学法文学部卒業後、熊本県に採用。県上益城事務所、県宇城地域振興局、県総務部市町村課、県企画振興部企画課等で勤務後、県教育庁学校人事課長、県地域・文化振興局長、県教育庁教育理事を歴任。県退職後、熊本県伝統工芸館館長。
令和6年(2024年)4月から館長。

メッセージ

御船町恐竜博物館は、恐竜の郷(さと)御船町のシンボルです。昭和54年(1979年)に御船町上梅木地区から国内初の肉食恐竜(ミフネリュウ)化石が発見されて以降、本町では多数の恐竜などの化石が発見されています。
私たち恐竜博物館では、町内で発見された化石はもとより国内外で発掘された希少な古代の遺産を本町から県内外、そして世界に広く発信するとともに、未来を担う子ども達への体験学習を通して人づくりに貢献して参ります。
併せて、御船町の歴史・文化の発信拠点として、町内外からの交流拠点としての役割を担って参ります。

名誉館長

マッカミー シェルダン Sheldon McKamey

元モンタナ州立大学ロッキー博物館 館長
平成15年(2003年)にロッキー博物館長に就任後、新たな恐竜化石展示室の整備や歴史資料センターの設立、アメリカ合衆国の資料管理施設への認定など、15年間で多くの功績を残し平成30年(2018年)8月に退職。同年9月から御船町恐竜博物館の名誉館長を務める。

 

学芸係

主任学芸員 池上 直樹 博士(理学) Naoki Ikegami Ph.D.

1968年熊本県生まれ、山口県防府市育ち。1993年熊本大学大学院教育学研究科修了。2007年九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位取得退学(社会人特別選抜)。博士(理学)。熊本市立西山中学校教諭、上益城教育事務所指導主事(御船町派遣)を経て、1998年から御船町恐竜博物館学芸員、2008年から同館主任学芸員。2017年から御船町教育委員会社会教育課審議員を兼務。熊本大学非常勤講師。モンタナ州立大学ロッキー博物館リサーチアソシエイト。
専門は地史古生物学。御船層群の恐竜をはじめとする脊椎動物化石に関する研究や、白亜系の層序と堆積環境に関する調査・研究に従事。ロッキー博物館と連携した「プレパレーションプロジェクト」やモンタナ州での恐竜化石発掘調査など、他の機関と連携した研究・教育活動にも取り組んでいる。

researchmap

研究業績

Yabe, A and Ikegami, N. 2023. Late Cretaceous platanoids from the Mifune Group of Kyushu, Southwest Japan —Revisiting the early paleobotanical collection in the National Museum of Nature and Science. Bull. Natl. Mus. Nat. Sci., Ser. C, 49:57–66.

Amiot, A., Kusuhashi, N., Saegusa, H., Shibata, M., Ikegami, N., Shimojima, S., Sonoda, T., Fourel, F., Ikeda, T., L´ecuyer, C., Philippe, M. and Wang, X., 2021. Paleoclimate and ecology of Cretaceous continental ecosystems of Japan inferred from the stable oxygen and carbon isotope compositions of vertebrate bioapatite. Journal of Asian Earth Sciences 205, https://doi.org/10.1016/j.jseaes.2020.104602

Ikegami, N., 2016, The first record of an ornithomimosaurian dinosaur from the Upper Cretaceous of Japan. Historical Biology 28, 264-269.

Kusuhashi, N., Ikegami,,N., and Matsuoka,H., 2008, Additional mammalian fossilsfrom the Upper Cretaceous Mifune Group, Kumamoto, western Japan.Paleontological Research, vol. 12, no. 2.p.199-203.

池上直樹・岩野英樹・檀原徹・酒井治孝,2007,上部白亜系御船層群の凝灰岩層のフィッション・トラック年代,地質学雑誌,vol. 113,no. 3. p. 127-130.

Ikegami, N.,Kellner, A.W.A, Tomida, Y., 2000, The presence of an azhdarchid pterosaur inthe Cretaceous of Japan.  PaleontologicalResearch vol. 4, no.3, p. 165-170.

メッセージ

私たちは、過去の生物や地球の歴史から多くのことを学びます。現在の地球環境がどのようにしてできたのか?生物がどのようにして生まれ、滅びていったのか?そんな謎解きの証拠となるのが博物館のコレクションです。地域の、日本の、人類の宝物。放置すれば失われていく地球の宝をみんなで守っていきましょう。

 

学芸員 富澤 由規子 Yukiko Tomizawa 

2010年東京工業大学大学院総合理工学研究科 修士課程修了。修士(工学)。医薬品・医療機器メーカーにおいて研究開発に4年間携わった後、大学病院皮膚科の技術補佐員を経て、2016年より御船町恐竜博物館の学習指導員、2017年から同館学芸員を務める。専門は博物館教育学と生物工学。微生物や細胞を用いた技術開発や実験に携わった経験を持つ。学芸員として、学習プログラムや体験教室の開発/運営や、展示室における学びの推進、学校等との連携など、自然史教育事業全般を担当している。

競争的資金等の研究課題
  • “さわって学べる”恐竜および地層に関する学習教材セットの開発
    (一財)全国科学博物館振興財団 助成事業
    研究期間:2018年4月—2019年3月
  • 古生物研究の変遷がわかる図書コーナーと新規学習プログラムの開発
    (公財)図書館振興財団 助成事業
    研究期間:2019年4月—2020年3月
メッセージ

 誰もが気軽に利用できる博物館。何度でも利用したくなる博物館。そして博物館を利用したすべての方が笑顔になるような博物館になれるよう、頑張っています。ぜひ一度当館のYouTubeチャンネルをご覧ください。

 

学習指導員 河邉 真二郎 博士(工学) Shinjiro Kawabe Ph.D.

1961年大阪生まれ。熊本大学工学部を卒業し、宇土市の西田鉄工で小型水門の開発等を経て、ニシダハイテック(関連会社)で自動機械の設計製作に従事。1997年から熊本県立技術短期大学校の機械系教員として、ものづくり教育に従事、2023年3月退職。10月から御船町恐竜博物館の自然史学習指導員として見学プレガイダンスをはじめ、体験教室等を担当。2007年熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了 博士(工学)。熊本県立技術短期大学校非常勤講師。

メッセージ

ここ御船町恐竜博物館は子供から大人まで誰もがトキメキ、楽しく自然史を学べる丁度いい博物館です。「わくわく体験教室」は、化石や地層に興味を持つきっかけつくりとなります。遊びに来てください。

 

グラフィックデザイナー 川端 麻莉絵 Marie Kawabata

九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業。
御船町恐竜博物館のデザイナーとして展示グラフィック制作、刊行物制作、オリジナルグッズの開発に従事。右の写真は熊本地震後、復興グッズを作れないかと試行錯誤していた時のもの。

メッセージ

御船町恐竜博物館は展示からグッズまでの多くがここにしかないオリジナルです。そんなユニークな当館の魅力をたくさん発信できるように頑張ります。当館へのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

資料技師 古閑 公浩 Kimihiro Koga

熊本大学教育学部卒業。
2009年から御船町恐竜博物館のプリパレーター(資料技師)として勤務。御船層群産のハドロサウルス類頭骨化石や八代市産の恐竜化石、アメリカモンタナ州産の恐竜化石など、多数の化石をクリーニングした経験を持つ。

メッセージ

館内のオープンラボで恐竜やその他の脊椎動物の化石クリーニングを主に行っています。ご来館の際には是非仕事の様子をご覧頂けたらと思います。

 

 

調査員 富田 優司 Yuji Tomita

1996年から始まった熊本県重要化石分布確認調査事業に調査員として参加。それ以来、御船層群の踏査、発掘調査、化石のクリーニング作業に携わってきた。 御船層群初の恐竜の足跡化石やハドロサウルス類の頭骨化石など、数多くの恐竜化石を御船層群から発見。化石のクリーニング作業中に、国内初となる大きさ3 mm程度の後獣類(哺乳類)の歯の化石を発見するなど、鋭い観察眼を持つ。野外で化石を見つけ出す嗅覚と繊細な化石を硬い岩石から取り出す技術は国内最高レベル。

メッセージ

化石探しに必要なのは、体力と、根気強さと、それを長年続けることです。

 

事業管理係

主事 松下 風喜 Fuki Matsushita

メッセージ

みんながわくわくする恐竜博物館を目指してまいります。
ぜひ一度お越しください。

管理員 川上 優子 Yuko Kawakami

メッセージ

御船町恐竜博物館は、旧館から新館になって展示がとても充実しました。展示を見学しているといつも自分なりの気づきがあります。そんな気づきを見つけにぜひ博物館に遊びに来て下さい。

 

 

管理員 荒木 喜久代 Kikuyo Araki

メッセージ

ミュージアムショップは第2の展示室とも言われています。 恐竜博物館のミュージアムショップでは、当館のデザイナーがデザインしたオリジナルグッズや、地元の工芸家や事業者の皆様と開発したコラボグッズのほか、化石標本や恐竜の復元模型など、ご来館の記念になる商品を選定してご用意しています。

 

インタープリター

オープンラボ専属インタープリター ポンちゃん Pon-chan

2008年生まれ(推定)。2009年、体長10cm程度の子どもの頃に御船町恐竜博物館にやってきた。2013年まで旧館の学習室で子どもたちが本を読んだり勉強したりするのを見守る。2014年から新館の体験交流室で過ごし、2017年から生物化学室で「オープンラボ専属インタープリター」を拝命。熊本地震では割れたガラスで背中に傷を負い、博物館スタッフの中で唯一の負傷者となった。とても寒がりなため、停電でヒーターが切れた時はかなり焦るも、なんとか震災を乗り越え現在に至る。

メッセージ

『おおきいねぇ』『ほんもの!?』『すっぽん!……もどき?』という ことばを よくききます。たまに『オイシイノカナ』も きくけど いみはよくわかりません。 わたしがここにいるりゆうが きになったら【みふねまちで みつかった かせき】を しらべてみてください。