御船町恐竜博物館では、博物館法と御船町恐竜博物館条例に基づいて、資料の収集と保存を行っています。現在、御船町恐竜博物館には1万6千点を越える資料が収蔵されており、研究・展示・教育活動等に生かされています。

 

御船町恐竜博物館コレクションポリシー

 御船町恐竜博物館は、自然史に関する調査研究、資料の収集、展示、教育活動をとおして、自然の生い立ちや郷土の豊かな自然環境に関する町民の教養を育み、学術及び文化の発展に寄与することを目的として資料を収集し、未来に手渡します。

 対象とする資料は、自然史分野に関係する、実物、標本、模写、模型、文献、図表、フィルム等であり、科学的証拠としての学術的資料だけでなく、展示や教育活動での「活用」に重点を置いた資料も収集の対象とします。

1 コレクションの構築

 資料は、国際条約等を遵守し、採集、寄贈、購入等によって収集されます。コレクションの構築は、調査研究活動、展示活動、教育普及活動の計画に沿って学芸員が進めます。

2 資料の収集方針

 御船町恐竜博物館は、次の資料を収集します。

 (1)古生物学分野

  ・御船層群をはじめとする地域地質に関する資料

  ・古生物学に関する資料

  ・恐竜に関する資料

  ・中生代の化石、岩石、その他の比較資料

  ・地球・生命史の証拠となる資料

 (2)博物館学分野

  ・展示や教育活動に有用な資料

  ・科学史・博物館学に関する資料

3 コレクションの保存

 コレクションを良好な状態で保存できるよう、適切な収蔵環境の維持に努めるとともに、収蔵品管理システムによって管理し、永続的に保存します。また、自然災害に備え、コレクションの緊急避難計画を策定します。

4 コレクションの利用

 コレクションは、研究・展示・学習支援活動に用いられます。さらに、資料に係る電磁的記録を作成し、公開します。また、 コレクションの貸し出しは、御船町恐竜博物館条例施行規則第10条に従って行います。