「01_まなぶ」カテゴリーアーカイブ

「地質の日」WEB企画 2021 「恐竜を見つけに行こう!」

5月10日は地質の日

私たちが生活している土地は、様々な地層や岩石でできています。この土地のつくり(状態や種類など)のことを「地質」といいます。「地質の日」は、平成19年3月に、 地質関係の組織や学会が発起人となって定められました。
熊本県内では、「地質の日」くまもと実行委員会(代表:長谷義隆 御所浦白亜紀資料館長)によって、展示や体験教室など、様々な取り組みが行われてきました。

今年度は、熊本の地質に関する動画や塗り絵など、おうちで楽しめるwebコンテンツを公開しています。

阿蘇火山博物館:阿蘇ジオパークと阿蘇火山博物館(動画)

御所浦白亜紀資料館:むかしのいきものぬりえ

熊本博物館:金峰山の上(西側)からみた熊本市周辺の火山

肥後の水とみどりの愛護基金:動画「水はみんなの命」5分バージョン(インスタグラム)

熊本県博物館ネットワークセンター:「地質の日」web企画in熊本県博物館ネットワーク 

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「地質の日」企画web版:生物の発展と危機

みなさん! こんにちは!!

新型コロナウィルスが広がらないように、学校が休みになったり、旅行や、おおぜいの人が集まるところに行けなくなったり、「なるだけお家にいるように」と言われて、「たいくつだなあー」と思っている人も多いかもしれませんね?

わたしたちは、毎年5月の「地しつの日」(5月10日)に、『身近に知る「くまもとの大地」』というイベントを行っているグループなんだけど、ざんねんながら、今年はかいさいすることができませんでした。

そこで、地球のことをしょうかいするウェブサイトをつくってみました。ぜひ、わたしたちがつくったサイトを見てもらって、みなさんに元気になってもらいたいと思っています。

サイトでは、例えば“きょうりゅうにはどんな仲間がいたのだろう?”や“地球はどのようにして「水のわく星」になったのかな?”など、いろいろなぎ問をとくヒントが書かれていると思うよ。中には君たちへクイズが出されたり、こんなものを作ってみよう!など、いろいろなメニューが用意してあると思います!!

みなさんがリンクされているわたしたちのグループのサイトをまわって、楽しんでもらえるとうれしいな。

わたしたちは新型コロナウィルスにきっと勝つにちがいない!
そのために必要な約束をしっかり守り、元気に学び、遊ぶことができるように!

「地質の日」くまもと実行委員会


「地球はどのように発展してきたか」熊本博物館・熊本大学
「地球には水があること」水とみどりの愛護基金
「生命はどのように進化してきたか」熊本県博物館ネットワークセンター
4「恐竜はどのように発展してきたか」御船町恐竜博物館 ◀
「恐竜時代から哺乳類の時代へ」御所浦白亜紀資料館
「地球上で起こった異変について」阿蘇火山博物館
「自然災害に立ち向かう」熊本県地質調査業協会


4 恐竜はどのように発展してきたか?

(御船町恐竜博物館)

 


もくじ

(1)きょうりゅうってどんな生き物?
(2)空をとぶきょうりゅう
(3)きょうりゅうはどのように進化したのか?
(4)きょうりゅうの病気
(5)おわりに


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〜恐竜から鳥への進化〜 キーワードその2:指

前回の記事「〜恐竜から鳥への進化〜 キーワードその1:サコツ」の続きです。


長い間受け入れられなかったけれど、今では多くの人が支持している『鳥は恐竜から進化した』という学説。しかしながら、2000年代に入ってもある問題が残されていました

それは、「指の種類」。

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御船層群にある泥岩の色のひみつ

2色の泥岩
2色の泥岩

左の写真は、御船町にあるおよそ9000万年前に堆積した地層である「御船層群」のうち、「上部層」と名前のついた地層からとってきた石です。それぞれ石の色がちがうことに気がついたでしょうか。一方が黒っぽい色、もう一方が赤茶色にみえますね。黒っぽい色をした石は上部層にふくまれる「灰緑色泥岩層(かいりょくしょくでいがんそう)」から、赤茶色にみえる石は「赤色泥岩層(せきしょくでいがんそう)」からとってきました。泥岩層という名前のとおり、両方とも「泥」が固まってできた泥岩です。なぜ色がちがうのでしょうか?

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熊本県の石

熊本県のシンボルとして、県の「木」、「花」、「鳥」、「魚」が定められている(熊本県ホームページ, http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_3207.html)。県木は「クスノキ」。熊本城をはじめとして県内各地の神社や寺院に巨木が聳える。県花は「リンドウ」。秋には阿蘇の草原に紫色の可憐な花を咲かせる。NHKが全国的に「郷土の花」を選定した際に選ばれたものだという。県鳥は「ヒバリ」。農業県熊本のシンボルとして、県内各地の草原や耕地で見ることができる身近な鳥が選定されたものだ。そして、県魚は「クルマエビ」(魚ではないが…)。有明海や不知火海は国内の主要な産地であり、全国に先駆けて養殖に取り組んだ経緯がある。生産量は日本一だという。これらのシンボルとして選定されているものはすべて「生物」である。確かに熊本の自然を構成するものたちだが、その生物たちが生息する【大地】もまた、熊本の重要な自然の一部だ。
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【ノーベル賞2016】オートファジーってなんだろう?

【ノーベル賞とは】

人類のために大きな貢献をした人に与えられる賞。ダイナマイトの発明をした“アルフレッド・ノーベル”の遺言にしたがい、1901年から始まっている。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済の6分野がある—

2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授が発見した現象「オートファジー」。今回はこの「オートファジー」について紹介します。

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