「トリケラトプス物語」新規学習プログラム 〜プログラムの一部にICTを活用!〜

トリケラトプスの体のつくりや種類などについて学ぶ新しい学習プログラム「トリケラトプス物語」を開発し、2020年12月20日に実施しました。

プログラムではまずトリケラトプスの分類や生きていた時代などの基本的なことを学んだあと、赤ちゃんから大人のトリケラトプスの写真をなぞる体験をとおして“成長によるツノやフリルの形の変化”をさぐったり(画像1)、イラストの違うところを探しながら“種類によって形が異なる”ことに気がついたりしました(画像2)。

画像1:学習プログラムで使用したワークシート。写真をなぞって形の変化をさぐります。
画像2:違うところは2つあります(答えは記事の最後に)。 *シルエットはイメージです

そして歯について学ぶために、トリケラトプスの歯のレプリカも作成!

画像3:トリケラトプスの歯のレプリカを作成中。

 

こちらが、トリケラトプスの歯のレプリカです。

(トリケラトプスの歯:レプリカ)

 

「この歯は、口の中で一体どのように生えていたのでしょうか?」

 

という質問をすると、「こうかな?いやいや、こうかもしれない…!?ちょっと待って、上はどっち?!」とレプリカを観察しながら迷います。そう、たとえばティラノサウルスの歯はどのように生えていたのか想像がしやすいのですが、トリケラトプスの歯は一見するとよくわからないのです。

(ティラノサウルスの歯:レプリカ)

 

「それでは、角竜の専門家に直接聞いちゃいましょう!」と、インターネットの遠隔会議システム(Zoom)を使って、角竜の専門家である天草市立御所浦白亜紀資料館の黒須弘美学芸員が登場!

画像4:音が出なくて焦る富澤と、それを見守る黒須学芸員と参加者の皆様

 

富澤「黒須さん、いまトリケラトプス の歯のレプリカを作って観察しているところなのですが、この歯がどのように生えていたのか難しくて…」

黒須学芸員「なるほど、ではその歯のレプリカをカメラに近づけてもらえますか?……ふむふむ、わかりましたよ。これは下アゴに生えていた歯ですね!」

参加者の皆様「おぉ〜!!!!!」

黒須学芸員「見分け方はね……」

画像5:標本を用いながら説明してくれるので、歯のつくりがとてもわかりやすい!
画像6:レプリカを2つ使って、“デンタルバッテリー構造”を学びます。

 

そして最後は質疑応答のコーナー!

専門家に直接質問ができるなんて、恐竜好きにはたまりませんね!

画像7:たくさんの方が質問してくれました!

 

学習プログラム中に遠隔で講師を招いてお話をしてもらうこの取り組みは、今回初めて実施しました。ICTを利用した遠隔での会議や授業、交流会、さらには家庭学習もタブレットを用いて行うなど、ICTを利用する機会がこのコロナ禍で一気に増えました。スタッフも参加者の皆様も、ごく自然にこのような取り組みを受け入れることができたのは、コロナ禍による影響だろうと思います。

次はどんなプログラムが登場するのでしょうか?お楽しみに

〈参考URL〉

  • 天草市立御所浦白亜紀資料館について

天草市立御所浦白亜紀資料館ホームページ


  • トリケラトプスが取り上げられている指導解説書

古生物分野の授業3:環境の変化と生物の進化(熊本モンタナ自然科学博物館協会ホームページ)


  • ICTを活用した全国の博物館の取り組み(一例)

おうちミュージアム(北海道博物館ホームページ>学ぶ>おうちミュージアム)

※200を超える全国の博物館が、おうちで楽しく学べるコンテンツをオンラインで発信中です

当館のおうちミュージアム(御船町恐竜博物館ホームページ>学習>おうちミュージアム)


  • 遠隔での授業や講話などについて

当館のご利用方法(御船町恐竜博物館ホームページ>学習>教育機関・各種団体の方)


  • デンタルバッテリー構造について

おすすめ観察ポイント:恐竜編その1【公式_御船町恐竜博物館】(YouTube)


(文・画像 富澤由規子)

 

画像2の答え:“鼻の上のツノの大きさ”と、“鼻のツノの下のホネの幅”が違います。ちなみに①は「トリケラトプス・プロルスス」、②が「トリケラトプス・ホリドゥス」です。

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