博物館と社会的処方

〜この記事は、御船町で発行している広報誌「令和3年度広報みふね11月号(第647)」に掲載された“学芸員の博物館日記”を一部改変したものです。[1]「広報みふね」は次のURLよりご覧いただけます。https://www.town.mifune.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=3&class_set_id=1&class_id=1103

2021年10月11日、当館にて学芸員研修会「恐竜博物館de音楽療法」[2] … Continue readingが開催されました。音楽療法[3]音楽療法とは、『音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身機能の維持改善、行動の変容、QOL … Continue readingと恐竜博物館…つながりがないように思えますよね。しかし…

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References

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1 「広報みふね」は次のURLよりご覧いただけます。https://www.town.mifune.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=3&class_set_id=1&class_id=1103
2 この研修会は、令和3年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」の一環として、「2042年問題」解決に向けた社会資源を活用した「健康寿命」増進プログラム開発とリンクワーカー人材育成事業実行委員会(九州産業大学美術館ほか)の主催により開催されました。
3 音楽療法とは、『音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身機能の維持改善、行動の変容、QOL の向上などに向け、音楽を意図的、計画的に使用すること』です(日本音楽療法学会の定義:日本音楽療法学会HPより)。

「地質の日」WEB企画 2021 「恐竜を見つけに行こう!」

5月10日は地質の日

私たちが生活している土地は、様々な地層や岩石でできています。この土地のつくり(状態や種類など)のことを「地質」といいます。「地質の日」は、平成19年3月に、 地質関係の組織や学会が発起人となって定められました。
熊本県内では、「地質の日」くまもと実行委員会(代表:長谷義隆 御所浦白亜紀資料館長)によって、展示や体験教室など、様々な取り組みが行われてきました。

今年度は、熊本の地質に関する動画や塗り絵など、おうちで楽しめるwebコンテンツを公開しています。

阿蘇火山博物館:阿蘇ジオパークと阿蘇火山博物館(動画)

御所浦白亜紀資料館:むかしのいきものぬりえ

熊本博物館:金峰山の上(西側)からみた熊本市周辺の火山

肥後の水とみどりの愛護基金:動画「水はみんなの命」5分バージョン(インスタグラム)

熊本県博物館ネットワークセンター:「地質の日」web企画in熊本県博物館ネットワーク 

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化石を調査してみよう! 〜ジオスクール「化石調査体験」〜

さっそくですが、この岩石の中から化石を探してみましょう

表面をよ〜く観察すると…(※写真の一部を加工しています)

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「トリケラトプス物語」新規学習プログラム 〜プログラムの一部にICTを活用!〜

トリケラトプスの体のつくりや種類などについて学ぶ新しい学習プログラム「トリケラトプス物語」を開発し、2020年12月20日に実施しました。

プログラムではまずトリケラトプスの分類や生きていた時代などの基本的なことを学んだあと、赤ちゃんから大人のトリケラトプスの写真をなぞる体験をとおして“成長によるツノやフリルの形の変化”をさぐったり(画像1)、イラストの違うところを探しながら“種類によって形が異なる”ことに気がついたりしました(画像2)。

画像1:学習プログラムで使用したワークシート。写真をなぞって形の変化をさぐります。
画像2:違うところは2つあります(答えは記事の最後に)。 *シルエットはイメージです

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博物館のイベントにおけるビフォーコロナ・アフターコロナ

新型コロナウイルス感染症(covid-19)が流行する前 (before)と後 (after)で、博物館ではどのような変化があったのでしょうか?
今回は、御船町恐竜博物館のイベントがどのように変わったのか、その様子を過去と現在の写真付きでご紹介します!
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「地質の日」企画web版:生物の発展と危機

みなさん! こんにちは!!

新型コロナウィルスが広がらないように、学校が休みになったり、旅行や、おおぜいの人が集まるところに行けなくなったり、「なるだけお家にいるように」と言われて、「たいくつだなあー」と思っている人も多いかもしれませんね?

わたしたちは、毎年5月の「地しつの日」(5月10日)に、『身近に知る「くまもとの大地」』というイベントを行っているグループなんだけど、ざんねんながら、今年はかいさいすることができませんでした。

そこで、地球のことをしょうかいするウェブサイトをつくってみました。ぜひ、わたしたちがつくったサイトを見てもらって、みなさんに元気になってもらいたいと思っています。

サイトでは、例えば“きょうりゅうにはどんな仲間がいたのだろう?”や“地球はどのようにして「水のわく星」になったのかな?”など、いろいろなぎ問をとくヒントが書かれていると思うよ。中には君たちへクイズが出されたり、こんなものを作ってみよう!など、いろいろなメニューが用意してあると思います!!

みなさんがリンクされているわたしたちのグループのサイトをまわって、楽しんでもらえるとうれしいな。

わたしたちは新型コロナウィルスにきっと勝つにちがいない!
そのために必要な約束をしっかり守り、元気に学び、遊ぶことができるように!

「地質の日」くまもと実行委員会


「地球はどのように発展してきたか」熊本博物館・熊本大学
「地球には水があること」水とみどりの愛護基金
「生命はどのように進化してきたか」熊本県博物館ネットワークセンター
4「恐竜はどのように発展してきたか」御船町恐竜博物館 ◀
「恐竜時代から哺乳類の時代へ」御所浦白亜紀資料館
「地球上で起こった異変について」阿蘇火山博物館
「自然災害に立ち向かう」熊本県地質調査業協会


4 恐竜はどのように発展してきたか?

(御船町恐竜博物館)

 


もくじ

(1)きょうりゅうってどんな生き物?
(2)空をとぶきょうりゅう
(3)きょうりゅうはどのように進化したのか?
(4)きょうりゅうの病気
(5)おわりに


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〜恐竜から鳥への進化〜 キーワードその2:指

前回の記事「〜恐竜から鳥への進化〜 キーワードその1:サコツ」の続きです。


長い間受け入れられなかったけれど、今では多くの人が支持している『鳥は恐竜から進化した』という学説。しかしながら、2000年代に入ってもある問題が残されていました

それは、「指の種類」。

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ユニバーサルミュージアム 〜視覚の観点から〜

「ユニバーサルデザイン」という言葉をご存じでしょうか?

 

それでは、『ユニバーサル“ミュージアム”』はいかがでしょうか?

 

「ユニバーサルデザイン」は、すべての人が利用しやすいように考えられたデザインのこと。

一方、すべての人が利用しやすく、安心して楽しく過ごせる博物館。それが、『ユニバーサルミュージアム』です。

 

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夏のミュージアムキャンペーン 〜博物館的判子収集〜

もうすぐ本格的な夏が始まりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

令和元年最初の夏-。どこに行きますか?

海…?

山…?

もし暑さで疲れてしまったら…涼しくて快適な博物館巡りなんていかがでしょう!

 

今回は、抽選で豪華プレゼントが当たる「夏のミュージアムキャンペーン 〜博物館的判子収集〜」をご紹介します!

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Keeping our prehistoric heritage for the future