御船町白岩から甲佐町白旗にかけて露出する白亜紀の地層(御船層群上部層)。この地層からは恐竜化石が発見されている。
赤・緑・白などカラフルな縞模様がはっきりと見える。赤〜緑色の地層は泥岩、白色の地層は砂岩や凝灰岩からなる。
※赤色の泥岩の中には半乾燥の気候を示すノジュールが見られ、砂岩には級化層理や斜交葉理なども観察される。凝灰岩には火山豆石(噴煙中で火山灰が吸着して球状になったもの)も見られ、薄片で観察すると、マグマが発泡してできたガラス片が観察できる。
崖の下に近づいて、地層の構成物を確認したり、採集したりすることができる。現場は私有地なので、事前に連絡が必要である。
落石は少ないが十分な注意が必要である。
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